健康法

酵素ってなに?老化現象をおさえる酵素の役割とは【健康効果あり】

酵素ってなに?老化現象をおさえる酵素の役割とは【健康効果あり】

私たちの体の中では、常に化学反応が繰り返されており、新しいものが作られたり古いものが壊されたりして、1秒たりとも同じ状態ではありません。

体内では、合成と分解が今この瞬間にも続けられているのです。

そのサイクルの中で、ときに有害な物質を作ってしまうことがあるのですが、この間違って作られてしまうものの代表が「ガン」です。

しかし体が正常であれば、不必要な細胞や有害なものは破壊され健康な状態をキープすることができます。この体内で起こっている化学反応(=代謝)のサポートをするのが酵素です。

酵素には様々な役割があるのですが、どれひとつ欠けても私たちは生きていくことができません。酵素が私たちの命を守ってくれているのです。

そんな生命維持や健康に欠かせない酵素について、今回は毎日を健康に過ごすための酵素の役割と、酵素を効率的に摂取できる方法について解説したいと思います。

酵素とは?酵素の働きが悪いと老ける!

酵素とは?酵素の働きが悪いと老ける!

「代謝がいいから太りにくい」
「年を取ると代謝が悪くなる」

などとよく言われますが、代謝が良い、代謝が悪いというのは結局どういう意味なのでしょうか?

代謝というのは、“体の中で起こるあらゆる化学反応”のことでしたね。

・食べ物を消化して栄養として吸収する
・息を吸って吐き出す呼吸
・体温を一定に保つ
・古くなった細胞を作り直す

こうした体の中で行われる化学反応のすべてを代謝といいます。

そして、代謝をスムーズに行うために働くのが、体の各部位で作られる「酵素」というタンパク質です。

つまり、この酵素こそが、生きるためになくてはならないものなのです。

酵素は、体内で行われる様々な化学反応のスピードを速める働きをしています。

酵素が働くと、同じ反応を酵素なしで進めるよりも、1000倍~100万倍にもスピードアップすると言われています。

では、もし体内の酵素の働きが低下したり、酵素が働かなくなると、いったいどうなってしまうのでしょうか。

皮膚や髪、筋肉、各臓器など、人間の体の大部分はタンパク質でできています。酵素が働かないと、古い細胞を壊したり、新しい体の組織を作ったりできません。

たとえば、酵素の働きが低下して皮膚細胞の代謝が悪くなると、古い皮膚から新しい皮膚への生まれ変わりがスムーズにいかず、

・シミが増える
・シワが増殖する

など老化が進むことに加え、代謝機能のバランスが崩れることで痩せにくい体質になってしまいます。

胃腸で酵素がきちんと働かなければ、いくら栄養バランスの良い食事を摂っても、食べ物を十分に消化・分解・吸収することができません。
栄養が入ってこなければ、体は必要なエネルギーを作ることもできません。

肝臓で働く酵素が衰えれば、肝機能の低下にともなって体内に毒素が溜まり、また酵素が十分に働かなければ、脳も正常に活動できなくなるといわれています。

このように酵素の働きが低下すると、体のあちこちに様々な不調を感じたり、脂肪がつきやすくなったり、最悪の場合だと病気になったりするのです。

健康な体を維持するためにはもちろんのこと、酵素の働きがなければ人間は生きていくことさえできません。

酵素は私たち動物だけでなく、植物など、あらゆる生物の中に存在し、すべての生命に関わる大変重要なものなのです。

使わない酵素は作られなくなる

使わない酵素は作られなくなる

人間の体が作ることのできる酵素量の上限は、1人1人遺伝子で決められています。

たとえば、私たち日本人は欧米人などと比べると、アルコールを分解するアルコール分解酵素が少ない人が多いとされています。

ですが、遺伝子で決められた上限の範囲内であれば、体が必要としたときに酵素は作られていきます。

逆に体が「この酵素は不要だ」と判断すれば、その酵素は作られなくなっていきます。

食事で脂質をまったく摂取しなければ、脂質を分解する酵素は使われることがないので、やがて作られなくなっていきます。

しかし、酵素には「酵素誘導」という興味深い現象があるのです。

たとえば、毎日のようにお酒を飲んでいたアルコールに強い人が、ケガのために入院したとしましょう。

入院中は当然お酒を飲むことはできません。
そして、久しぶりにお酒を飲んだら、まず間違いなく酔っ払ってしまいます。

これは体内でアルコールを分解する酵素がしばらく作られていなかったからです。

ところが、退院して再び毎日のようにお酒を飲みだすと、また体が必要と感じてアルコール分解酵素を作り始め、以前と同じようにお酒に強くなっていきます。

アルコール分解酵素に限らず、すべての酵素についてこのような現象は起こります。

ですから健康な体を維持するためには、普段から栄養バランスのいい食事を摂って、適度な運動をして色々な酵素を活性化させ、きちんと働くようにしておくことが大事なのです。

酵素の働きが低下すると全身で老化現象が起こる

酵素の働きが低下すると、全身で老化現象が起こる

では、酵素と体の老化がどのように関わってくるのか、いくつか具体的に見ていきましょう。

酵素が不足することで起こる老化現象には、例えばこのようなものがあります。

1.シミ、シワの原因に

まず肌ですが、「25歳はお肌の曲がり角」とよく言われますよね。

・ソバカスが濃くなる
・シミが消えない
・ハリがなくなってきた
・小ジワやたるみが気になる

特に毎日メイクアップのたびに鏡をのぞく私たち女性にとって、肌は一番最初に老化を実感するところかもしれません。

肌細胞は28日周期で古い細胞を壊して新しい細胞に生まれ変わっていて、これを肌の「ターンオーバー」といいます。

この肌細胞の新陳代謝、ターンオーバーにも当然酵素が関わっています。

酵素がうまく働かなければ新しい肌への生まれ変わりがスムーズに行われないので、シミやシワができてしまいます。

肌のターンオーバーを乱す典型例といえば紫外線がありますよね。

10代の頃は太陽の光を浴びても大丈夫ですが、20歳を超えたら紫外線には特に気をつけなければなりません。

なぜなら、成長期は骨や歯の発達のため、ビタミンDを体内で合成する必要があるので、適度な量の紫外線が必要だからです。

しかし、紫外線は肌細胞の遺伝子を傷つけてしまいます。傷ついた肌細胞は、その傷を早く修復しようとターンオーバーの周期を早めます。

「傷ついたものを早く治す」と言えば聞こえはいいですが、早められたターンオーバーは材料も準備も整わないうちに急いで工事をするようなもので、通常のターンオーバーのときと同じような代謝ができず、正常な肌細胞を作ることができません。

そして本来ならターンオーバーのときにきちんと排出されるべきメラニンが細胞の中に取り残され、それがシミやソバカスになってしまうのです。

しかし、肌細胞の中で酵素がしっかり働いてくれれば、紫外線で傷ついた遺伝子もきちんと修復でき、正常な肌細胞を作ることができます。

2.白髪や抜け毛になる

同じ年齢の人でも、髪が黒々として豊かだと若く見えます。
逆に白髪や薄毛は実年齢以上に老けて見えるものですが、髪の色は毛髪の中に含まれるメラニン色素の量で決まります。

メラニン色素は毛根の部分にある毛母細胞でチロシンというアミノ酸から作られますが、この合成にも酵素が必要です。

酵素が足りないと、髪の色を作るメラニン色素が作られなくなり、白髪になってしまうのです。

抜け毛や薄毛にも、もちろん酵素が関わっており、髪の毛も肌と同じように一定のサイクルで生まれ変わる、つまり生え変わっています。

ですから酵素の働きが悪くて髪の毛を作る毛母細胞の新陳代謝が悪くなれば、新しい髪の毛は作られなくなり、薄毛になったり女性でもハゲてしまったりするのです。

3.筋力の低下があらゆる弊害を引き起こす

老眼は目の周りの筋肉が低下してしまい、ピントが合わせにくくなってしまう現象です。

それに、足腰が弱くなるのも細胞の新陳代謝が低下して新しい筋肉が作られず、筋力が落ちることで起こる老化現象です。

どちらも酵素が大きく関係することがわかっています。

また腕や足の筋肉は、脳からの「動かせ」という指令を伝える神経伝達物質と筋肉が連携しなければ、うまく動かすことができません。

この神経伝達物質や筋肉を作る酵素が減ったり、その動きが低下すると手先が器用に動かせなくなったり、とっさの反応が鈍くなり、つまずいたり、転んだりしやすくなるのです。

年を取ると、誰でも若い頃には簡単にできていた反射的な動きが、わかってはいても思うようにできなくなったり、手先の細かいことが苦手になります。

さらに、体力の回復が遅くなり、疲れが取れにくくなることを実感することも多くなるでしょう。

こうした老化現象のほとんどは、酵素の働きが低下して細胞の代謝がうまくいかなくなることで起こると考えられます。

つまり、体内で酵素をしっかりと活性化させることが、老化を遅らせ、疲れの回復を早めることにもつながると言えるのです。

酵素が働いていれば何も恐くない!

酵素が働いていれば何も恐くない!

体内で正常に働いていた細胞の遺伝子が傷つけられ、それが修復されず異常細胞のまま、どんどん複製されることで起こるのがガンです。

遺伝子に影響を与えてガンを発生させる可能性のある物質は、私たちの周りに溢れています。

・紫外線
・ダイオキシン
・ウイルス
・偏った食事
・煙草
・ストレス

他にも塩やワラビ、ピスタチオなどのナッツ類や動物性タンパク質の焦げなども発がん性が高いと言われています。

ですが、こうしたガンを発生させる可能性のあるものすべてを、私たちの生活から排除するなんてとても無理です。

たとえば、塩はどんな食品にもたいてい含まれていて、私たちの食生活から塩を完全に排除するなんて不可能ですよね。

「○○には発がん性がある」
「○○は危ない、リスクが高い」

と1つ1つにスポットライトを当てると、「ああ、じゃあそれは食べない方がいいんだ」「○○はよくないから、絶対避けよう」と、私たちは単純に思いがちです。

でも、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。体は自分で自分を守る免疫システムを持っています。

そして、この免疫システムがしっかりと働くように体内酵素の活性化を図っておけば、むやみにあれこれこだわる必要がないのです。

そのためには、日ごろから“酵素を効率よく作り出せる体内環境”を整えておくことが大切です。

体内酵素のサポートには“酵素ドリンク”

体内酵素のサポートには“酵素ドリンク”

体内酵素の生成が弱くなってくる30代以降の女性には、酵素の生成をサポートしてくれる“酵素ドリンク”がおすすめです。

野菜や果物の中には、体内では作り出すことができない「食物酵素」という酵素が含まれています。

酵素ドリンクは、果物や野菜を発酵させ、コップ1杯摂るだけでも効果的に酵素を体内に取り入れることができるダイエットにも人気の飲み物です。

先ほど解説した通りですが、酵素には、

・体の代謝機能を上げる代謝酵素
・消化、分解、吸収能力を上げる消化酵素

があり、酵素ドリンクはこれらの酵素を効率的に摂取して、体の代謝機能を促進するのが目的です。

酵素ドリンクについては以下のメリットと注意点を押さえておきましょう。

1.酵素ドリンクによる便秘サポート

酵素ドリンクは、野菜や果物の発酵飲料のため腸内環境の改善をサポートしてくれます。

「菌活」という言葉もありますが、酵素ドリンクを飲むことで腸内環境を整えながら、摂取した食べ物の消化、吸収力を向上させることで、腸の働きが活性化し便秘解消に一役買ってくれるのです。

もちろん、便秘が改善されれば体重減少やダイエットにも効果があります。

2.置き換えダイエットにも最適

酵素ドリンクは、特にダイエット中の女性に向いているとされています。

朝食や夕食の代わりに酵素ドリンクと水だけを摂るという置き換えダイエット法もあります。

酵素ドリンクには体の維持に必要な最低限のカロリーや栄養も豊富に含まれていますので、胃腸を休ませながらも余分な脂質を抑えることができます。

また代謝機能が高まることによるデトックス効果で、体内に発生する毒素や老廃物を流すことも酵素ドリンクダイエットと関わりがあります。

3.添加物の少ない酵素ドリンクを選ぶ

酵素ドリンクを選ぶなら、できれば添加物の入っていないものを選びましょう。

添加物が含まれていると、実際に含まれている酵素の量も少なくなりますし、酵素ドリンクの味は独特なので、長く続けにくいというデメリットを感じる方もいます。

そのため、無添加のものを選ぶとともに、どうしても味が苦手という方は炭酸水や水で割って飲むのがおすすめです。

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【まとめ】酵素の健康効果を引き出すには体温を上げよう

このように酵素には体の働きに直接作用し、生命維持そのものにも大変重要であることがお分かりいただけたかと思います。

また、体内酵素の活動を活性化させるには、酵素ドリンクの摂取と合わせて体を温めて血流を良くすることもとても重要です。

温めて体内の酵素の働きがよくなると、

・本来持っている治癒力が回復する
・不眠が解消する
・体の倦怠感やだるさを感じにくくなる

といったメリットもあります。

体が冷えて酵素が働かなければ、必要な代謝もできませんし、不要なものを体外へ排出することもできません。

そのような代謝がきちんとできるようになっただけでも、ダイエットが捗ったり、健康な体を手に入れることができますので、体内酵素を活性化させることがいかに大切なのか、改めて知るきっかけにしていただければ幸いです。